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熱伝導率は、材料が熱を伝える能力を定義します。関心のあるコンポーネントに対する要求が温度変化を遮断することであるか、温度変化を伝達することであるか、あるいは単に温度変化に耐えることであるかを問わず、熱をモデル化し、管理するためには正確な数値が不可欠です。これらの特性に関する情報は、あらゆる複雑さを含む熱伝達モデルで日常的に使用されています。熱物性測定も、材料の組成、純度、および構造に関する情報のほか、熱衝撃に対する耐性などの二次的なパフォーマンス特性に関する情報も反映します。定常状態法は、被試験材料中の熱流とその材料の両側に与えられた温度差との関係から熱伝導率を直接求める方法です(フーリエの法則)。ユーザーが定義した温度差のある、温度制御された2枚のプレートの間に、直径約2インチの検体が配置されます。この材料中の平均熱流束が測定され、ここから各設定値での熱伝導率と熱抵抗が算出されます。

DTC 300およびFOX 50シリーズの熱流計は、低~中伝導性材料の熱伝導率の-20°C~300°Cでの直接測定に対するための非常に多様な試験ニーズに対するソリューションを提供します。The DTC 300は、ASTM E1530規格に従って、広範な温度にわたって熱伝導率を測定するガード付き熱流計です。この熱流計は、下部スタックに配置された熱伝導率測定用の熱量計を1つと、縁部の熱損失を防止するためサイドガードファーナスを1つ採用しています。サンプル表面の接触抵抗を最小化するために、サンプルおよび試験スタックに空気圧による荷重が加えられ、併せて熱伝導性界面化合物が塗布されます。FOX 50は、ASTM C518規格に適合しており、独自の高性能薄膜熱流束トランスデューサー、デジタル厚さ測定、および一体型の接触抵抗補正を備えた応答性の良い温度制御で構成されています。

TAインスツルメントの定常状態熱流計は、ASTM、ISO、およびEN規格の多数の方法に準拠した、建築材料からポリマー、複合材、セラミックス、耐火物に及ぶ各種材料の熱伝導率の直接測定を可能にします。FOX 50熱流計は、0.1W/mK~10W/mKの範囲での熱伝導率測定用の正確で使いやすい試験装置であり、コンパクトなフットプリントで迅速に結果を提供します。優れた汎用性を有するDTC 300は、0.1~40 W/mKという非常に広範囲の伝導率をカバーします。また、ユーザーによる交換が可能な3種類の スタックモジュールを採用しています。柔軟性と幅広い分析範囲を持つDTC 300は、固体、液体、ペースト、さらには融解中のポリマーの熱伝導率を調査するラボに最適です。

熱伝導率計

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